『閃光のハサウェイ』がひどいのはなぜ?評価が分かれる理由5選!

ガンダムシリーズの中でも異彩を放つ作品『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』。

2026年には5年ぶりの新作となる続編『キルケーの魔女』が公開されました。

映像美が絶賛される一方で、ネット上では「ひどい」「内容がよくわからない」といった否定的な意見も見られます。

大人気作品なのになぜ評価が分かれるのでしょうか?

この記事では、視聴者が「ひどい」と感じてしまう理由を深掘りし、本作の本当の魅力や視聴前に知っておくべきポイントを分かりやすく解説します。

この記事を読んで分かること
  • 『閃光のハサウェイ』が「ひどい」と言われる具体的な5つの理由
  • ファンが絶賛する本作ならではの魅力と映像クオリティ
  • 初見でも物語を楽しむための予備知識
目次

映画『閃光のハサウェイ』がひどいと言われるのはなぜ?

出典:公式X

映画『閃光のハサウェイ』が「ひどい」というネガティブな評価を受けてしまう最大の要因は、視聴者がガンダムという作品に抱く「期待」と、本作が提示する「リアリズム」の間に大きなギャップがあるためだと考えられます。

多くの視聴者がガンダム作品に期待するのは、白黒はっきりした勧善懲悪のストーリーや、ヒロイックなロボットアクションによる爽快感です。

しかし、本作はテロリズム、政治腐敗、そして個人の精神的な限界といった極めて重く、解決の糸口が見えないテーマを扱っています。

加えて、全三部作という長編の構成をとっているため、第一部や第二部を観終えた段階ではカタルシス(解放感)が得られにくくなっています。

「盛り上がりに欠ける」「すっきりしない」といった不満が「ひどい」という言葉に集約されているようです。

映画『閃光のハサウェイ』賛否が分かれる理由5選!

出典:公式X

理由①:救いがないストーリー展開

本作の評価を分ける最も大きな要因は、徹底して描かれる「閉塞感」と「主人公の破滅的な運命」にあります。

ハサウェイ・ノアは、かつての戦いで愛したクェス・パラヤを殺めてしまったトラウマを抱え、亡霊に追い立てられるようにテロ活動に身を投じています。

物語全体が「正義とは何か」という問いに対し、明確な答えを出さないまま進んでいきます。

従来のロボットアニメのような「勝利による解決」を望む層からは、非常に救いのない、鬱々とした物語に見えてしまいます。

特に、ハサウェイの行動が最終的にどのような結末を迎えるかを知っている原作ファンにとっても、その過酷な描写は「見るのが辛い」という意味での否定的な意見に繋がっています。

理由②:気まずいシーンが多い

作中に散りばめられた男女間の生々しい心理描写や、性的緊張感を感じさせる演出が「気まずい」と評されることがあります。

特にギギ・アンダルシアとハサウェイのやり取りは、単なるアニメのヒロインと主人公の枠を超えた、大人の男女の駆け引きとして描かれています。

ギギの奔放で計算高い言動や、それに対してハサウェイが見せる情けないほどの動揺、性的な弱さといった描写は、従来のガンダム作品のような清潔感を期待する視聴者には不評です。

従来のガンダム作品に比べてアダルトな要素多めです。

また、これらはハサウェイの精神的な不安定さを強調するための演出ですが、家族や知人と一緒に視聴するにはハードルが高い「生っぽさ」があり、それが不快感として捉えられている側面があります。

特に2部では特に「肉欲的」な表現が多いので、親子で見ると少し気まずい気分になってしまうかも。

理由③:説明不足でよくわからない内容

本作は、「宇宙世紀」という膨大な背景知識を前提とした高密度な脚本であるため、初心者には理解が難しい点が挙げられます。

映画内では、ハサウェイがなぜ「マフティー・ナビーユ・エリン」を名乗るに至ったか、連邦政府がどれほど腐敗しているかといった背景が、登場人物たちの何気ないセリフや状況証拠の中に散りばめられています。

特に『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の知識がないと、クェスの存在がハサウェイに与えている影響や、マフティーという組織の正当性を理解することが困難です。

ストーリーや世界観をちゃんと理解しようと思ったら、最低限『逆シャア』の視聴推奨です!

「説明を省くことで映画的な質を高める」という手法が、一部の視聴者には「不親切でよくわからない」というひどい評価に結びついています。

理由④:戦闘シーンが暗い

映像表現におけるこだわりが、「視認性の低さ」という実用面での不満を招いています。

村瀬修功監督は、戦場のリアルを追求するために「夜間の光」や「地上から見たモビルスーツの巨大感」にこだわっています。

その結果、ダバオでの市街戦などは意図的に暗く描かれており、画面内で何が起きているのかを把握しにくくなっています。

モビルスーツの細かな動きが見えず、「ロボットアニメなのにロボットが見えないのはひどい」という批判が生じる一因となっています。

理由⑤:主人公の行動に共感しにくい

主人公であるハサウェイの「テロリスト」としての側面が、現代の倫理観と衝突し、共感を阻害しています。

ハサウェイが率いるマフティーは、地球環境を守るために連邦政府の高官を暗殺するという過激な手段を選んでいます。

いくら政府が腐敗しているとはいえ、民間人を巻き込みかねないテロ行為を「正義」として描くことに抵抗を感じる視聴者は少なくありません。

「大義」があるとはいえ、やっていることはテロ行為。ハサウェイの心境に共感できない人も多いのでは?

作中では、ハサウェイ自身も自分の行動が正しいと確信しきれず、常に苦悩し続けています。

確固たる信念を持つ「ヒーロー」を求める層からは、煮え切らない、身勝手な行動に見えてしまうのが賛否の分かれるポイントです。

全体の評価と魅力

出典:公式X

数々の批判がある一方で、『閃光のハサウェイ』は「ガンダムの映像表現を数十年進化させた」と言われるほどの傑作として、多くのファンを魅了しています。

Ξ(クスィー)ガンダムやペーネロペーの、既存の概念を覆す巨大で複雑なデザインを、3DCGによって違和感なく動かした技術力は圧巻です。

また、音響面でも「モビルスーツの駆動音」や「ビームの轟音」が劇場クオリティで作り込まれており、没入感は他の追随を許しません。

映像の迫力は圧巻の一言!
ストーリーも私は大好きです!

また『閃光のハサウェイ』は単なる娯楽作品ではなく、現代社会にも通じる「変えられない現実への抗い」を描いた一級の人間ドラマとして、極めて高い完成度を誇っていると思います。

第3部の完結編に向け、ハサウェイの孤独な闘いとギギの存在がどのように絡み合っていくのか、ますます気になりますね!

まとめ

映画『閃光のハサウェイ』が「ひどい」と言われる背景には、救いのない重いストーリーや、初見での分かりにくさ、そして独特なリアリズムによる戦闘シーンの暗さなどがありました。

しかし、これらの要素は裏を返せば、これまでのアニメにはなかった圧倒的な「実在感」や「深い人間ドラマ」を描こうとした結果でもあります。

ハサウェイの葛藤や、ギギの不可解な魅力は、繰り返し視聴することで新しい発見をもたらしてくれます。

もし「よくわからなかった」という理由で避けているのであれば、解説サイトや前作をチェックした上でもう一度鑑賞してみることをおすすめします。

きっと、この作品がただの「ロボットアニメ」ではないことに気づけるはずです!

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